氷雪大世界の概要
氷雪大世界は哈爾浜市内を流れる松花江の中州である太陽島で開かれる氷彫のテーマパークである。哈爾浜氷祭りのメインともいえるだろう。市内からはタクシーで移動する。帰りはタクシーがつかまりにくいという話だったが、タクシー乗り場があり、並んでしばらく待つ必要はあるがタクシーに乗って帰ることはできた。話によるシーズン中は政府が一定数のタクシーが配車されるようにタクシー会社に要請しているようだった。ただ、あまり遅くなるとタクシーが減る可能性があるので、注意したほうがよい。その他にも市内中心部まで行くバスが多く止まっていた。料金は大きく表示されているのでぼったくられることはないだろう。心配ならタクシーを1日チャーターしておくとよい。太陽島には他にも観光地が多くあるので、ついでに回るといい。あと、哈爾浜のタクシーでは、初乗りと共に5元が燃料代として固定で必要なので、理解しておくとよい。メータータクシーしか見なかったので、ぼったくりはあまりないはず。ちなみに、市内の市場での買い物も中国の他の街ほどふっかけられることはなく、最初からある程度受け入れられる額が提示されることが多い。全体的に哈爾浜は商売人が良心的に思える。酷寒なため、外地の商売人があまり入ってきていないのかも。
昼の氷雪大世界
氷雪大世界の正門。この日はまだ正式オープン前(例年1月8日くらいからオープンのようだが、1月2日のこの日でも入ることはできる)+昼間なので来場者は多くない。
正門前に巨大な温度計がある。この日はマイナス22度くらい。この時期では普通くらいの気温。前日よりは暖かい。後ろに見えるのがチケット売り場と入口。
正式オープン前+昼間ということで客は多くはない。
城を模した大型の氷彫が多く、このように上ることもできる。
十二支を模した氷彫など小型の氷彫もある。
氷彫の世界コンテストも開催されており、正式オープン前なのでまだ制作中のチームが多かった。
やはりマジックアワーは美しい。
アトラクション
鑑賞系のアトラクションがいくつかあって、長時間並んで待つ必要がる。これは6D映画館。10分程度の映画を体験するのに2時間近くこうやって並ぶ必要がある。止まっているので非常に寒い。特に足元はやばい。アトラクションはできるだけ人が少ない朝から昼にいくと良い。この6D映画館は入場までかなり待たされるわりにそこまででもないので、個人的にはあまりお勧めしない。
他にはサーカスがある。これは会場のキャパシティが大きいので、夜でも30分前くらいに行けば余裕で入れる。
踊りながらサーカスも披露するような演目である。演技しているのはみんなロシア人のように見える。さすがロシア国境の省である。ハバロフスクなどから来ているのだろうか。
PCで見ると荒いが、スマホの望遠でもこれくらい撮れるようになったのが本当にすごい。
夜の氷雪大世界
夜はすべてライトアップされる。そして夜になると来場者が増える。手前には売店や入場前の売り子から買える簡易そりで遊べる滑り台がある。なお、簡易そりはわりと中のごみ箱に捨ててあったので、買わずにそれを拾って遊んでもよい。
本当にスマホでもブログ程度なら十分な画質になってきている。
ライトアップの色も変わっていく。
こんなにもカラフル。
機関車の氷彫もあり、中にも入れる。
このようなゴムボードを使う長い滑り台もいくつもある。なかなか楽しい。他にも氷上で動く自転車、スケート、スキーなどが体験できる。ただこれらは早いものは19時くらいで終了なので、昼間のうちに遊んでおくのをお勧めする。
中にあるレストランはなぜか西安料理。他にも何軒かあるが、東北料理って感じではなかった。また、会場の真ん中にある建物では無料で休憩、トイレが利用可能。それに加えて廉価にカップラーメンやコーヒーも売っているので、体が冷えたら利用するとよい。
こんな感じかな。遊んでいてちゃんと写真を撮っていない所も多いが、1日遊べるところだ。アトラクションも体験したい場合は昼から1日行くことをお勧めする。ただ、動いている内はいいが待つときは氷にどんどん熱を奪われて非常に寒くなる。防寒対策はしっかりしておくことが大事だ。特に足元。
この日はこれで終わり。次は一度長春、瀋陽に移動する。